CFD取引のリスク・メリット徹底解説!取引前に知っておくべき注意点

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はじめに

CFD取引は近年注目されるようになってきた金融商品です。しかし、その取引方法やリスクについて十分に理解していない人も多いのではないでしょうか。このブログでは、CFD取引のリスクとメリットについて解説し、注意点をお伝えします。CFD取引を始める前に、ぜひ参考にしてください。

CFD取引とは

CFD(差金決済取引)とは、商品の取引を行う際に、実際に現物を所有する必要がなく、売買をすることができる金融商品です。取引金額の一定の割合の証拠金を預け入れることで取引を行うことができます。つまり、手元資金以上の取引を行うことが可能ということです。このことをレバレッジ効果と言います。

ただし、手元資金に対し、高い倍率の取引を行うと、相場が逆に動いた際の口座資産へのダメージも大きく、ロスカットが発生する可能性が高くなるため、注意が必要です。

CFD取引のメリット

上昇相場・下降相場どちらでも利益を狙える

CFD取引は、現物の受け渡しを行わない差金決済取引であるため、一般的な売買のように買いから始める取引だけでなく、値下がりを予想して、先に売りから入り、価格が下がった後に買い戻して利益を狙うという取引を行うことも可能です。このため、上昇相場のみならず、下降相場でも利益を狙うことができます。

少額の証拠金で大きな取引が可能

CFD取引は、取引開始時に必要証拠金額さえあれば取引を開始することができますが、取引開始後、取引を継続するためには、預け入れた証拠金から未確定の損失分(含み損)を差し引いた証拠金(有効証拠金)が必要証拠金額以上となる状態を維持する必要があります。取引を開始後、含み損が増え、有効証拠金額が減少し、必要証拠金額を下回ってしまうと、自らの意思に関わらず、自動的に決済が行われる制度であるロスカット(強制決済)が執行されます。ロスカットを避けるためには、取引開始時に必要証拠金に加えて、少なくとも想定される含み損金額以上の余裕をもった証拠金を入金しておく必要があります。

24時間取引が可能

CFD取引は、銘柄にもよりますが、多くの銘柄が、平日であればほぼ24時間取引することができます。このため、相場にインパクトのある出来事が起きた場合でも、素早く相場の変化に対応することができます。取引できる時間が長いので、日中忙しくて取引ができないという方や、個別株のヘッジ取引などにもご利用いただけます。

CFD取引のリスク

レバレッジ効果によるリスク

CFD取引のリスクとして最も大きいのが、レバレッジ効果によるリスクです。レバレッジ効果により、少額の証拠金で大きな取引ができる反面、小さな値動きでも大きな損失が発生する可能性があります。また、証拠金以上の損失が発生することもありますので、注意が必要です。

ロスカットによるリスク

CFD取引では、含み損が増えるとロスカットが発生し、強制的に決済が行われることがあります。これにより、一時的に含み損が出ていたとしても、その後相場が回復して利益が出る可能性があるにも関わらず、損失が確定してしまうことがあります。ロスカットを避けるためには、十分な証拠金を入金し、リスク管理を行うことが重要です。

取引手数料のリスク

CFD取引では、取引手数料が発生します。手数料は取引額に応じて変動するため、取引回数が増えるほど手数料も増えます。そのため、利益が出ていると思っていても、手数料が高額になってしまうと実際の利益が減ることもあります。取引手数料のリスクを抑えるためには、取引プランや手数料を確認し、計画的な取引を行うことが重要です。

CFD取引の注意点

リスク管理を徹底する

CFD取引を行う際には、リスク管理を徹底することが重要です。まずは、自分の資金に見合ったレバレッジを選び、証拠金以上の取引を避けることが大切です。また、継続的な取引を行うためには、含み損が発生しても証拠金が十分にある状態を維持することが必要です。

適切な取引方法を選ぶ

CFD取引には、店頭CFDと取引所CFDの2種類があります。それぞれの取引方法にはメリットとデメリットが存在し、自分に合った取引方法を選ぶことが重要です。店頭CFDは、取引時間が長く、多様な銘柄を取り扱っていますが、リスクも高くなります。一方、取引所CFDは、公正性が高く、リスク管理がしやすい反面、取引手数料が高くなることがあります。

十分な知識と経験を持つ

CFD取引を行うためには、十分な知識と経験が必要です。相場の動きや銘柄の特徴を理解し、取引のタイミングを見極めることが重要です。また、CFD取引は、損益が素早く確定するため、損切りや利益確定のタイミングを適切に判断することが求められます。初心者の方は、まずはデモ取引を行い、CFD取引の基本を学ぶことがおすすめです。

まとめ

CFD取引は、レバレッジ効果により少額の資金で大きな取引が可能な一方で、リスクも高くなります。上昇相場だけでなく、下降相場でも利益を狙うことができるため、様々な相場状況での取引が可能です。しかし、リスク管理を怠ると大きな損失を被ることもありますので、十分な知識と経験を持って取引を行うことが重要です。

CFD取引のリスクとメリットを理解し、適切な取引方法を選ぶことで、効果的な投資ができるでしょう。このブログを参考に、CFD取引に挑戦してみてください。