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はじめに
CFD(差金決済取引)とは、少ない資金で大きな取引が可能な金融商品です。売買の差額が損益になる投資手段であり、個別株、株価指数、商品など世界中の金融商品に投資できます。この記事では、CFDの特徴や取引方法、注意点などをわかりやすく紹介します。CFD取引の流れはシンプルであり、デモ口座や少額取引で試してみればすぐに理解できるでしょう。
CFD取引の特徴
CFDは店頭(OTC)と取引所(リスト)の2つのタイプがあり、取引所型では東京金融取引所の「くりっく株365」などが利用できます。また、日本株、外国株、商品、指数など多様な銘柄を取引でき、世界中の金融商品を対象にすることができます。取引手数料は基本的に無料ですが、スプレッドや調整額などのコストが発生します。
取引手法
CFD取引では、「買い建てから売り決済」または「売り建てから買い決済」の差額だけが損益になります。このため、株価が上がると予想した場合は買い注文、下がると予想した場合は売り注文を行い、利益を得ることができます。損益を確定させたいときには、決済注文を行います。
CFD取引には成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFO注文など、複数の注文方法があります。これらの注文方法を使いこなせば、効率的に値動きを捉えて利益を上げることができるでしょう。
取引時間
CFD取引は、ほぼ24時間取引可能な銘柄もありますが、取引時間は銘柄によって異なります。こういった取引時間の長さは、投資家にとってタイミングを選ばずに取引ができるというメリットがあります。また、世界中の金融市場が取引対象となるため、国や地域の相場状況に応じてリアルタイムで取引ができます。
ただし、CFD取引の24時間対応は証券会社によって異なるので、取引を始める前に取引所や銘柄の取引時間を確認しておくことが重要です。それにより、自分の投資スタイルに合った銘柄を選ぶことができます。
CFD取引のリスクとデメリット
CFD取引は、レバレッジを用いて資金効率を高めることができる反面、大きな損失を被る可能性もあるというデメリットがあります。そこで、口座の資金を増やしたりレバレッジを低めに設定することで、リスクを抑えることができます。
リスクのコントロール
CFD取引では、リスク管理が非常に重要です。注文ミスなどがあると損失が膨らんでしまうことがありますので、口座の資金を増やしたり、レバレッジを低く設定することでリスクを抑えましょう。また、取引には必ず損切りポイントを設定し、リスク準備金を用意することが大切です。
さらに、証拠金維持率に注意して、資金が不足しないように運用することが重要です。また、過剰取引や感情的な取引を避けることで、リスクを抑えることができます。
取引コストの詳細
CFD取引では、取引手数料は基本的に無料ですが、スプレッドや調整額などのコストが発生します。これらのコストは、取引の利益を圧迫する要因となりますので、注意して取引を行いましょう。
また、選んだ証券会社によって取引コストが異なります。取引手数料やスプレッドが安い証券会社を選ぶことで、コストを抑えることができます。ただし、安いだけではなく、サポート体制や取引ツールの使いやすさなども考慮に入れて証券会社を選びましょう。
CFD取引におすすめの証券会社
取引を行う際に大切なのが、信頼できる証券会社を選ぶことです。ここでは、CFD取引におすすめの証券会社を紹介します。
IG証券
IG証券は、17,000以上の取扱銘柄を持っており、幅広い選択肢が用意されています。口座管理と取引ツールはシンプルで使いやすく、スマホやタブレットでも取引が可能です。
また、IG証券では取引手数料が無料で、スプレッドも狭く設定されています。これにより、取引コストを抑えられるため、初心者にもおすすめの証券会社です。
GMO外貨、DMM CFD、サクソバンク証券
他にも、GMO外貨、DMM CFD、サクソバンク証券などがCFD取引におすすめの証券会社です。これらの証券会社は、取扱銘柄が豊富で、取引ツールやサポート体制も充実しています。
それぞれの証券会社には独自の特徴がありますので、自分の投資スタイルやニーズに合った証券会社を選びましょう。
まとめ
CFD取引は、少ない資金で大きな取引ができるという特徴があります。また、買いからも売りからも取引を始めることができ、取引時間もほぼ24時間で様々な銘柄を取引することができるメリットがあります。しかし、取引にはリスクが伴いますので、リスク管理に注意して取引を行いましょう。
信頼できる証券会社を選ぶことも大切です。幅広い銘柄を取引できるIG証券や、他の証券会社も検討してみてください。自分に合った証券会社を選び、資金効率の良いCFD取引を楽しみましょう。